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投資プロジェクトとは
環境・現状
ほとんどの人間が老後の収入源として当てにしているのは、公的年金ではないだろうか。しかし、平均寿命が延び、少子高齢化が進み、支給開始年齢が先送りされ、さらに減額され、おまけに破綻の噂まで囁かれている。政府は定年の引き伸ばしを指導しているが、企業はリストラを進め、中高齢者の再就職に後ろ向きな現実が存在する。国として先進国である限り、年金制度自体をなくすことはないのだろうが、さらなる支給開始年齢の先送りや、減額されることは十分に考えられる。
しかし、どのような状況であっても生きている限り、生活資金が必要になる。我々の老後は、仕事ができず、時間はあるのにお金が無く、ただただ不毛な時間を過ごすだけの日々なのであろうか。そんな馬鹿な話はない。
そもそも、1971年生まれで、厚生年金に加入していない私にとって、国民年金しかあてにできないのだから、何らかの方法で老後の生活をヘッジしなくてはならないのだ。
ちなみに私の場合、ベースとして国民年金に加入しているし、国民年金基金にも加入して、中流家庭の厚生年金と同じぐらいは受給できるようにはなっている。
概念
その前にいくつかの疑問を解消しなくてはならないだろう。老後に必要な生活費というのは、どれぐらいなのだろうか? 世間で言われている1億円という金額は妥当なのだろうか? 401kやら何やら年金型の金融商品が増えてきたように思えるのだが、何なら信用できるのか? これらの疑問を解消することから始めることにした。
先に信用できる金融商品から考えてみたが、答えは「無い」としか言えない。何しろ、今から30年後の話なんて皆目検討もつかない。それならば、リスクヘッジも含め、色々な方法でヘッジを試みるべきなのではないだろうか。
では、どれぐらいを基準に色々な方法に割り振ればよいのか? この疑問は、最初の二つの疑問とも関係してくると思うのだが、私はこの基準を「人として最低限生きていける金額」、つまり年間60万円だと考えている。客観的に見ると少ないと思うかもしれないが、意外とそうではない。
では、具体的に衣食住の「衣」から考えてみよう。
贅沢さえしなければ、年に2回、冬物と夏物を1万円分も買えば十分である。夫婦で考えても年間4万円で足りる計算だ。足りないのなら、古着屋やフリーマーケットを利用するなど工夫すれば何とかなる。
次に「食」についてだが、かのドクター中松先生はバランスのとれた食事であれば、1日1食の方が頭が冴えるとおっしゃっているし、本来人間は1日2食だったとも言われている。かつて、日本テレビで放送されていた「進め!電波少年」という番組の中で過酷な生活を送っていた芸人の方々の生活を見ても1日1食〜2食あれば生きてはいけると推測できる。これを金額換算すると1人1日500円、夫婦で一日1000円ということになり、年間で36万5000円ということになる。
最後に「住」についてだが、私は家を購入したので、住むところには困ることはないだろう。しかし、光熱費は必要になる。我が家には太陽光発電を設置してあるので、電気代も格安ですむ。したがって、月にかかるお金は電気代5000円、水道代・電話代で5000円、生活雑貨に5000円の計1万5000円、つまり年間18万円ということになる。
これらを合計すると58万5000円になるので、約60万円という計算になる。
何度も言うが、あくまでも最低の生活で試算した金額を色々な方法でヘッジすることにより、1つでも残れば最低限の生活とはいえ生きてはいけるし、複数残ればそれなりの生活はできるだろう。
万一、全滅してしまった場合、よほど運が悪いか、世界経済が破綻しているかのどちらかだろう。
○老後ヘッジの基本理念
一、生きるために必要な最低限の金額でヘッジする。
一、考えられる限り安全と思える方法でヘッジする。
一、予算が許す限り多くの方法でヘッジする。
目的
このプロジェクトは、私が老後を迎えるまでにより多くのヘッジをかけ、老後により多くの生活費を得るのが目的である。
何らかの形で年金が残ることができたら、ただの笑い話になるだろう。できたら、そうあってもらいたいものだ。