ファイルのバックアップ
バックアップの必要性
長年パソコンを使っていると、それなりにデータが蓄積される。その蓄積されたデータがHDDのトラブルで消失してしまうことがよくある。HDDのトラブルといっても原因はいろいろあるが、大きく分けると、ウイルスなどによるソフト的なトラブルとクラッシュなどのハード的なトラブルの2つに分けられる。
いずれにしても、データを消失することは大きな損失でもあるため、我が家の全てのパソコンのデータはバックアップすることにしている。
バックアップの保存先
バックアップの保存先は、基本的にはソフト的にもハード的にも信頼性が高いNASと決めている。DVD-Rなどの光メディアに書き込んで保存することも無いわけではないが、光メディアは保存の信頼性が低く、データの確認に手間がかかるため、ほとんど使っていない。粗悪な光メディアは、3日も日光に当てればデータは消えてしまうし、しっかり保存されているかを確認するために何枚もの光メディアをドライブに出し入れするのも不毛な作業だろう。その点、NASであれば、ネットワーク越しにアクセスすれば、データの確認はできるし、何かトラブルがあったら警告もしてくれる。
ただ、今後、我が家にHDDよりも信頼性が高いと言われているBlu-rayが導入されれば、データによっては光メディアにバックアップすることもでてくるかもしれない。
ちなみに、バックアップ用に利用しているソフトは以下の通り。このソフトは、ネットワーク越しでのバックアップも可能で、設定もいろいろできる優れもの。
○RealSync
http://www.takenet.or.jp/~ryuuji/
重要度に応じたバックアップ
バックアップは、同じデータが1箇所にしかない状況を避けるのを基本としている。1箇所にしかない場合、そのデータが消失してしまったら終わりだからである。また、同時に2箇所のデータが消失することは考えにくい。
だからといって、何でもかんでもバックアップを二重三重にとっても無駄が多い。そこで、我が家ではデータの重要度に応じて、バックアップの方法を分けるようにしている。
一見、二重バックアップのようでも、元のデータはそれぞれのパソコンのあることを考えれば、全てが3箇所以上にデータが存在するということになる。
パソコンデータ
パソコンデータとは、作成した各種ファイルやメールのデータ、ブラウザのお気に入り、個人辞書などである。
ただ、通常のパソコンデータは、それほど重要ではないと考えている。無くなれば、作り直そうと思えば作り直せるし、過去のファイルであれば消えてしまっても問題が少なかったりするからだ。
なので、我が家では、パソコンデータはNASにバックアップし、そのNASのデータを外付けHDDにバックアップするという二重バックアップを行っている。このとき、NASと外付けHDDはNASに搭載された機能を使わずにパソコンのソフトで行っている。NASに搭載された機能を使うと、外付けHDDのデータはNASに接続しなくては見ることができないからだ。外付けHDDのデータが必要になるということは、NASがクラッシュしたことを意味するので、それではバックアップの意味をなさないのである。
あとは、パソコンを設置し、各種設定を行い、使うソフトをインストールした時点で、OSを含めたシステムをイメージディスクで保存するようにしている。これは、パソコンを使い込むにつれ、徐々に不具合がでることがあるので、それを元のクリーンな状態に戻すことがあるためだ。このイメージディスクだけは、NASと外付けHDD以外に光メディアでも保存している。

メディアデータ
メディアデータとは、映画や音楽などのデータである。
これらは、元になっているDVDやCDを購入して、所有しているので、消失したとしても復元は可能だ。ただ、数も多く、データ量も大きいので、復元には膨大な手間と時間を必要とする。
なので、我が家では、メディアデータはパソコンデータと同様にNASと外付けHDDにバックアップしている。大きく違うのは、パソコンデータはそれぞれのパソコンと同じネットワークに接続されたNASと外付けHDDにバックアップするのに大して、外付けHDDは二層目のネットワークにあるメインマシンに接続されており、NASは一層目のネットワークに接続されていることだろう。これは、パソコンデータは自己責任によるバックアップということにしているが、メディアデータは他の家族のパソコンによるトラブルで消失されることを避けるためのセキュリティを重要視しているためである。さらに、万が一、NASのメディアデータが消失し、外付けHDDのデータから復元するにしても、コピーだけでも膨大な時間がかかるため、NASも外付けHDDもRAID5になっている。

デジカメデータ
子どもの成長を記録した写真やホームビデオなどのデジカメデータは、消失してしまったら、二度と取り戻すことのできない貴重なデータである。それだけに一番重要なデータといっても過言ではない。
なので、我が家では、デジカメデータについては、メインパソコンの外付けHDD、二層目のネットワークに接続されたNAS、一層目のネットワークに接続されたNASと三重にバックアップしている。さらに、年に一度、光ディスクへの書き込みも行っている。

これだけ万全を期しても、家が火事になってしまってはどうすることもできない。つまり、場所リスクというものもあるということになる。そこで、別の場所にFTPサーバを設置して、大切なデジカメデータは別の場所にも保存することを検討している。アイ・オー・データ機器のルータを利用するのであれば、無料のダイナミックDNSサービスもあるので、ランニングコストはかからなくて済む。ルータ一台とNASを一台を購入するだけで場所リスクを回避できるのであれば、安いものだろう。
○iobb.net(ダイナミックDNSサービス)
http://www.iobb.net/